ノイズ 2
- Daisuke

- 8月20日
- 読了時間: 3分
前回に続きノイズについて。
ここ数ヶ月で4か所のリハスタ
2か所の個人レコーディングスタジオ
1か所の大手レコーディングスタジオにて
電圧の測定にお邪魔させていただいた。
まず、日本の電圧は基本100V。
ヨーロッパ方面は220V~240
アメリカは110〜120V。
日本は電力に弱い国なので
電流の波がまず多いです。
はっきりした原因は分かりませんが、、、(島国だから?気候の問題?)
分かりやすく言うと
電気を生成する時点での質が悪いです。
たとえです↑
一般住宅でも1日の電圧測定をすると
時間により波があります。
そこでスタジオ等で見られるのが
昇圧機やそもそも200V契約をし
各コンセントに100vで分配する方法。
これも一概に良い訳ではなく
コンセントの数や距離でも
電圧の質に関わってきますが
オーナーならまだしも
スタッフがその距離や損失を計算して
理解している人はいないと思います。
大手スタジオでも原因を理解して
電源部を重要視しているところも多くはなく
よくあるリハスタ等では普通に100Vで引いているところもあります。
個人スタジオはお邪魔したところは
200V契約で各コンセントにディストリビューター設置していました。
長々と書きましたが、、、
何が言いたいかというと
一戸建てもマンションも
住宅のコンセントは家電等を動かすための電圧なので
音響系には合わないと言うことです。
一戸建てでも相当波があり
マンション等は
各住居に分配しているので
更に質が悪いので
音響機器に相当なダメージを与えノイズを発生させています。
エフェクターやアンプのノイズが発生する原因の大半は(勿論全てではない)
電源環境にあります。
その対策として
手っ取り早く、簡単に対策できるのは
パワーディストリビューター、コンディショナーの導入かと思います。
電圧の波を抑え、一定で流し
ノイズフィルターによりクリーンな電源環境にします。
勿論伝導ノイズや放射ノイズもあり
全てを対策すると
膨大な費用や時間を要してしまうので
一般的には無理に近いことですが
経験上
エレキと言われる楽器のノイズの原因は
ほぼほぼ電源環境を変えると
解決することが多いです。
ピックアップで拾ったノイズもエフェクターで増幅してしまうので
演奏する場所も考えなくてはなりませんが(テレビ、エアコン、家電の発するノイズも拾ってしまう為)←照明もノイズ発生します。
まずノイズが気になる場合は電源環境を整えるのが先決と思います。
様々なメーカーがパワーディストリビューターを販売しているので
どういう仕様か、どんなフィルターかを見極めて
最適な電源環境を整えましょう。
真空管アンプは特に電源に影響されます。
ディストリビューターを入れるだけで相当音の変化もありますし
真空管自体も安定して動作するため
長く使えるようにもなります。


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